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注進
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ちうしん
ふりがな文庫
“
注進
(
ちうしん
)” の例文
窺
(
うかゞ
)
ひ友次郎殿事お花樣の
御部屋
(
おへや
)
へ忍び來られたり此事
確
(
たしか
)
に見屆け候故御
注進
(
ちうしん
)
申上候と云ければ喜内は
騷
(
さわ
)
ぎたる
體
(
てい
)
もなく吾助其方
供
(
とも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
下男爲吉の
注進
(
ちうしん
)
で、お玉が
跣足
(
はだし
)
のまゝ飛出して見ると、二人は必死の構へで、肩で息をしながら、一間ばかり先で睨み合つて居たのです。
銭形平次捕物控:267 百草園の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
仕
(
し
)
かへしには
何時
(
いつ
)
でも
來
(
こ
)
い、
薄馬鹿野郎
(
うすばかやらう
)
め、
弱虫
(
よはむし
)
め、
腰
(
こし
)
ぬけの
活地
(
いくぢ
)
なしめ、
歸
(
かへ
)
りには
待伏
(
まちぶ
)
せする、
横町
(
よこてう
)
の
闇
(
やみ
)
に
氣
(
き
)
をつけろと三五
郎
(
らう
)
を
土間
(
どま
)
に
投出
(
なげだ
)
せば、
折
(
をり
)
から
靴音
(
くつおと
)
たれやらが
交番
(
かうばん
)
への
注進
(
ちうしん
)
今
(
いま
)
ぞしる
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
以て江戸表へ
注進
(
ちうしん
)
なし
猶
(
なほ
)
又
(
また
)
其身も立歸りて
委
(
くは
)
しく申立てければ
大守
(
たいしゆ
)
よりは公儀へ御屆けの上死骸は引取られしが大守は大いに
怒
(
いから
)
れ武士たる者一太刀も
合
(
あは
)
せず殺されて用金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
申せば其は
捨置
(
すておき
)
難しと
早速
(
さつそく
)
諸司代
(
しよしだい
)
へ到り
牧野丹波守殿
(
まきのたんばのかみどの
)
へ此段申上るに然ば諸司代屋敷へ相招ぎ吟味を
遂
(
とげ
)
相違無に於ては
當表
(
たうおもて
)
よりも江戸へ
注進
(
ちうしん
)
すべしと
評定
(
ひやうぢやう
)
一決し牧野丹波守殿より使者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“注進”の意味
《名詞》
注進(ちゅうしん)
変事を急いで上申し、報告すること。
告げ口。
(出典:Wiktionary)
“注進”の解説
注進(ちゅうしん)は、事件や出来事などを書き記して上申することを指す言葉、またはその書状のこと(注進状)。現在では、転じて、事件などを急いで目上の人に報告することを指す。
(出典:Wikipedia)
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
進
常用漢字
小3
部首:⾡
11画
“注進”で始まる語句
注進状
注進顏
注進如件