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河蝉
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かはせみ
ふりがな文庫
“
河蝉
(
かはせみ
)” の例文
……
次手
(
ついで
)
に、おなじ
金澤
(
かなざは
)
の
町
(
まち
)
の
旅宿
(
りよしゆく
)
の、
料理人
(
れうりにん
)
に
聞
(
き
)
いたのであるが、
河蝉
(
かはせみ
)
は
黐
(
もち
)
を
恐
(
おそ
)
れない。
寧
(
むし
)
ろ
知
(
し
)
らないといつても
可
(
い
)
い。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
就中
(
なかんづく
)
、ねうちものは、
毛卷
(
けまき
)
におしどりの
羽毛
(
うまう
)
を
加工
(
かこう
)
するが、
河蝉
(
かはせみ
)
の
羽
(
はね
)
は、
職人
(
しよくにん
)
のもつとも
欲
(
ほつ
)
するところ、
特
(
とく
)
に、あの
胸毛
(
むなげ
)
の
火
(
ひ
)
の
燃
(
も
)
ゆる
緋
(
ひ
)
は、
魔
(
ま
)
の
如
(
ごと
)
く
魚
(
うを
)
を
寄
(
よ
)
せる、といつて
價
(
あたひ
)
を
選
(
えら
)
ばないさうである。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
蝉
漢検準1級
部首:⾍
15画
“河”で始まる語句
河岸
河
河童
河内
河豚
河原
河鹿
河馬
河水
河獺