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枕刀
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まくらがたな
ふりがな文庫
“
枕刀
(
まくらがたな
)” の例文
枕刀
(
まくらがたな
)
にした小さなゾーリンゲンの
庖丁
(
ほうちょう
)
をとりあげ、いきなり、ぐさりとかぼちゃの横腹につき立てて、大吉たちをおどろかした。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
ガバとはね起きた
石見守
(
いわみのかみ
)
、
大久保長安
(
おおくぼながやす
)
は、
悪夢
(
あくむ
)
におびやかされたように、
枕刀
(
まくらがたな
)
を引ッつかむなり、
桜雲台本殿
(
おううんだいほんでん
)
の
自身
(
じしん
)
の
寝所
(
しんじょ
)
から
廊下
(
ろうか
)
へとびだした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼はすべての人の精神のうちに進歩の観念をうち立てる。彼が鍛える救済の信条は、各時代にとっての
枕刀
(
まくらがたな
)
である。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
「お村殿には御用人何某と人目を忍ばれ
候
(
さふらふ
)
」と
欺
(
あざむ
)
きければ、短慮無謀の
平素
(
ひごろ
)
を、酒に
弥暴
(
いやあら
)
く、怒気烈火の
如
(
ごと
)
く心頭に発して、
岸破
(
がば
)
と
蹶起
(
はねお
)
き、
枕刀
(
まくらがたな
)
押取
(
おつと
)
りて、一文字に
馳出
(
はせい
)
で
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
傷は
喉
(
のど
)
に一ヶ所だけ、主人の部屋が遠かったので、誰も気が付かなかった様子です。寅五郎の
枕刀
(
まくらがたな
)
はありますが、これには手を付けず
曲者
(
くせもの
)
の使った兇器は家の中にも外にも見当りません。
銭形平次捕物控:121 土への愛着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
と
枕刀
(
まくらがたな
)
を、早瀬は取って
鞘
(
さや
)
を払った。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
傷は
喉
(
のど
)
に一ヶ所だけ、主人の部屋が遠かつたので、誰も氣が付かなかつた樣子です。寅五郎の
枕刀
(
まくらがたな
)
はありますが、これには手を付けず曲者の使つた兇器は家の中にも外にも見當りません。
銭形平次捕物控:121 土への愛著
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
枕
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
“枕”で始まる語句
枕
枕頭
枕許
枕元
枕辺
枕屏風
枕木
枕上
枕詞
枕邊