“枕刀”の読み方と例文
読み方割合
まくらがたな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕刀まくらがたなにした小さなゾーリンゲンの庖丁ほうちょうをとりあげ、いきなり、ぐさりとかぼちゃの横腹につき立てて、大吉たちをおどろかした。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
ガバとはね起きた石見守いわみのかみ大久保長安おおくぼながやすは、悪夢あくむにおびやかされたように、枕刀まくらがたなを引ッつかむなり、桜雲台本殿おううんだいほんでん自身じしん寝所しんじょから廊下ろうかへとびだした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼はすべての人の精神のうちに進歩の観念をうち立てる。彼が鍛える救済の信条は、各時代にとっての枕刀まくらがたなである。