つひ)” の例文
新字:
はて、其前そのぜんには、もそっと些細ささいことで、いくたびも夜明よあかしをしたものぢゃが、つひ病氣びゃうきなぞになったことはいわい。
紐育ニユーヨークのあるペンキ商店での出来事だ。——ある日主人が店のへ出て来ると、多くのペンキ缶のなかに、たつた一つつひぞ自分の店で取扱つた事の無いペンキ缶が転がつてゐる。
カピ妻 はて、其方そなた仁情深なさけぶか父御てゝごをおちゃってぢゃ。其方そなた愁歎なげきわすれさせうとて、にはかにめでたいをおさだめなされた、わし其方そなたつひおもひがけぬめでたいを。
ロレ まへのをはかほうむって、べつのを掘出ほりだせとはつひはぬ。