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既
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もう
ふりがな文庫
“
既
(
もう
)” の例文
……それから
既
(
もう
)
十一
年
(
ねん
)
、
其時
(
そのとき
)
になァ
單身立
(
ひとりだち
)
をさっしゃりましたぢゃ、いや、
眞
(
ほん
)
の
事
(
こと
)
、
彼方此方
(
あっちこっち
)
と
駈𢌞
(
かけまは
)
らッしゃって
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
仮令ば彼塔倒れた時生きて居やうか生きたからう歟、ゑゝ口惜い、腹の立つ、お浪、それほど我が
鄙
(
さも
)
しからうか、嗚呼〻〻生命も
既
(
もう
)
いらぬ、我が身体にも愛想の尽きた
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
生來餘り
飮
(
いけ
)
ぬ口なので、顏は
既
(
もう
)
ポツポと上氣して、心臟の鼓動が足の裏までも響く。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
何卒
(
どうぞ
)
心配せんで下ださい、重々御苦労を御掛け申して来た
今日
(
こんにち
)
ですから——
其
(
そ
)
れに私も
既
(
もう
)
三十を越したんですから、
後先
(
あとさき
)
見ずのことなど致しませんよ、父にも母にも
為
(
す
)
ることの出来なかつた孝行を
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
これはまた酷い事、屋根半分は
既
(
もう
)
疾
(
とう
)
に風に奪られて見るさへ気の毒な親子三人の有様、隅の方にかたまり合ふて天井より落ち来る
点滴
(
しづく
)
の
飛沫
(
しぶき
)
を
古筵
(
ふるござ
)
で僅に
避
(
よ
)
け居る始末に
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
生来
(
しやうらい
)
余り
飲
(
いけ
)
ぬ口なので、顔は
既
(
もう
)
ポツポと上気して、心臓の鼓動が足の裏までも響く。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
知
(
し
)
っての
通
(
とほ
)
り、
女
(
むすめ
)
の
齡
(
とし
)
も
喃
(
なう
)
、
既
(
もう
)
おひ/\
適齡
(
としごろ
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
芳の奴が
喋
(
しやべ
)
つたなと感付く。怎したものか、
既
(
もう
)
茶を入れて飮まうと云ふ氣もしない。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
扨いよ/\了見を定めて上人様の御眼にかゝり所存を申し上げて見れば、好い/\と仰せられた唯の一言に
雲霧
(
もや/\
)
は
既
(
もう
)
無くなつて、
清
(
すゞ
)
しい風が大空を吹いて居るやうな心持になつたは
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
私共が、ドヤ/\と鹿島屋の奥座敷に繰込んだ時は、
既
(
もう
)
七人許り集つて居た。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
私共がドヤ/\と鹿島屋の奧座敷に繰込んだ時は、
既
(
もう
)
七人許り集つて居た。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
怎したものか、
既
(
もう
)
茶を入れて飲まうと云ふ気もしない。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
既
常用漢字
中学
部首:⽆
10画
“既”を含む語句
既往
既望
既成
既知
既寿永昌
既倒
皆既日蝕
爾既徳行無取
既記
衆生既信伏質直意柔軟
皆既蝕
既西堂
既製洋服
既製
衆生既信伏
既立兮王業成
回瀾既倒
既發見
既決
既早
...