“敗頽:はいたい” の例文
“敗頽:はいたい”を含む作品の著者(上位)作品数
三島霜川1
岡本かの子1
木村芥舟1
武田麟太郎1
永井荷風1
“敗頽:はいたい”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史20.0%
芸術・美術 > 絵画 > 日本画1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
天床、畳、壁、障子、襖、小さな天地ではあるけれども、すべ敗頽はいたい衰残すゐざんの影が、ハツキリと眼に映る。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
いはゞ世紀末的な敗頽はいたいの底を潜つて、何か清新なものをつかまうとあさつてゐる、おいと若さと矛盾むじゅんしてゐる人間に見えた。
夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
一度ひとたびその秘戯画に現はれたる裸体画を検するものはその骨格の形状正確にして繊巧を極めし線の感情の敗頽はいたい的気風に富めるそぞろに歌麿を思はしむる所あるを知るべし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
こうした敗頽はいたい気分に満ちている、旗本の若き武士はその夜、府中の各所に散って、白由行動を取り、翌朝深大寺じんだいじ門前の蕎麦屋そばやに会して、互いに一夜の遭遇奇談を報告し合おうとの約束であった。
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
予が新銭座しんせんざたくと先生のじゅくとは咫尺しせきにして、先生毎日のごとく出入しゅつにゅうせられ何事も打明うちあけ談ずるうち、つね幕政ばくせい敗頽はいたいたんじける。
よくも、肉体が持ちこたへられたものだと、あとで、不思議になつた位であるが、やがて寝呆け面で、れいによつて、浅草公園に近い木賃宿にぼそんとしてゐる自分を見出したのは、これほど私を敗頽はいたいさせた不出来な仕事が終つてから、かなりの時間が経つてゐた。
大凶の籤 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)