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效力
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きゝめ
然なくば
此處で
自害すると
半狂亂の
面持、
是非なく、
自得の
法により、
眠劑を
授けましたところ、
案の
如くに
效力ありて、
死せるにひとしき
其容態、
手前其間に
書状して、
藥力の
盡るは
今宵
とはいへ、
若し
此藥に、
何の
效力も
無かったなら? すれば、
明日の
朝となって、
結婚を
爲ようでな? いや/\。……それは
此劍が(と懷劍を取り上げ)させぬ。……やい、
其處にさうしてゐい。
おゝ、
眞實な
彼藥種屋、
效力は
忽ち……かう
接吻して
俺ゃ
死ぬるわ。