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撥
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ばつ
ふりがな文庫
“
撥
(
ばつ
)” の例文
愚図
(
ぐず
)
愚図してるんだ! おれがこうして、さり気なく話の
撥
(
ばつ
)
を合わして
足停
(
あしど
)
めしておくあいだに、すっかりこの家の廻りにも
手配
(
てはい
)
を
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
おとよはしょうことなしにお千代のあとについて無意識に、まあ
綺麗
(
きれい
)
なことまあ綺麗なことといいつつ、
撥
(
ばつ
)
を合せている。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
二人はそれっきり何も云わないで、
撥
(
ばつ
)
の悪い気持のまゝ歩いて行った。
工場細胞
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
手を
膝
(
ひざ
)
に眼を
閉
(
と
)
じて聴く八十一の
翁
(
おきな
)
をはじめ、皆我を忘れて、「
戎衣
(
よろい
)
の
袖
(
そで
)
をぬらし
添
(
そ
)
うらん」と結びの一句
低
(
ひく
)
く
咽
(
むせ
)
んで、四絃一
撥
(
ばつ
)
蕭然
(
しょうぜん
)
として
曲
(
きょく
)
終るまで、息もつかなかった。
讃辞
(
さんじ
)
謝辞
(
しゃじ
)
口を
衝
(
つ
)
いて出る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“撥”の解説
撥(ばち)とは、弦楽器の弦をはじく(引っ掛けて離す、または打つ)ために用いる棒状の道具である。
桴・枹(ばち、Percussion mallet)は、楽器という点では共通だが、打楽器を叩く棒である。枹と桴は音(フ)も意味も同じ漢字だが、撥は音(バチ)も意味も異なる別の漢字であり、区別される。
(出典:Wikipedia)
撥
漢検1級
部首:⼿
15画
“撥”を含む語句
撥条
撥返
反撥力
撥飛
撥條
撥退
撥橋
弾撥
反撥
撥音
撥無
反撥心
撥釣瓶
挑撥
反撥的
撥付
一撥
撥屋
撥袋
撥鬢奴
...