トップ
>
提燈
>
かんばん
ふりがな文庫
“
提燈
(
かんばん
)” の例文
新字:
提灯
大門際
(
おほもんぎわ
)
に
喧嘩
(
けんくわ
)
かひと
出
(
で
)
るもありけり、
見
(
み
)
よや
女子
(
をんな
)
の
勢力
(
いきほひ
)
と
言
(
い
)
はぬばかり、
春秋
(
はるあき
)
しらぬ五
丁町
(
てうまち
)
の
賑
(
にぎわ
)
ひ、
送
(
おく
)
りの
提燈
(
かんばん
)
いま
流行
(
はや
)
らねど
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と、庄左衛門は、すぐ通りかかる
提燈
(
かんばん
)
を呼び止め、何処か行く先を
囁
(
ささや
)
いて
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
直次が引かれし其夜の車も
提燈
(
かんばん
)
の紋は澤潟なりしに、今日の車夫も
被布
(
はツぴ
)
に澤潟の縫紋ありけり、あれとこれとは同一か別物か
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
潜りの工合の惡るくして
平常
(
つね
)
さわる處のあれば、
夫
(
そ
)
を直さんとて明けつしめつするほどに、暗をてらして彼方の大路より飛くる車の、
提燈
(
かんばん
)
に
澤瀉
(
をもだか
)
の紋ありしかば
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
すはと
言
(
い
)
はゞ
命
(
いのち
)
がけの
勤
(
つと
)
めに
遊山
(
ゆさん
)
らしく
見
(
み
)
ゆるもをかし、
娘
(
むすめ
)
は
大籬
(
おほまがき
)
の
下新造
(
したしんぞ
)
とやら、七
軒
(
けん
)
の
何屋
(
なにや
)
が
客廻
(
きやくまわ
)
しとやら、
提燈
(
かんばん
)
さげてちよこちよこ
走
(
ばし
)
りの
修業
(
しゆげう
)
、
卒業
(
そつげう
)
して
何
(
なに
)
にかなる
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
すはと言はば命がけの勤めに
遊山
(
ゆさん
)
らしく見ゆるもをかし、娘は
大籬
(
おほまがき
)
の
下新造
(
したしんぞ
)
とやら、七軒の何屋が客廻しとやら、
提燈
(
かんばん
)
さげてちよこちよこ走りの修業、卒業して何にかなる
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
大門際
(
おほもんぎわ
)
に
喧嘩
(
けんくわ
)
かひと出るもありけり、見よや
女子
(
おんな
)
の
勢力
(
いきほひ
)
と言はぬばかり、
春秋
(
はるあき
)
しらぬ五丁町の
賑
(
にぎは
)
ひ、送りの
提燈
(
かんばん
)
いま
流行
(
はや
)
らねど、茶屋が
廻女
(
まわし
)
の
雪駄
(
せつた
)
のおとに響き通へる歌舞
音曲
(
おんぎよく
)
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
見よや
女子
(
をんな
)
の
勢力
(
いきほひ
)
と言はぬばかり、春秋しらぬ五丁町の賑ひ、送りの
提燈
(
かんばん
)
いま流行らねど、茶屋が
廻女
(
まはし
)
の雪駄のおとに響き通へる歌舞音曲、うかれうかれて入込む人の何を目當と言問はゞ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
娘は
大籬
(
おほまがき
)
の
下新造
(
したしんぞ
)
とやら、七軒の何屋が客廻しとやら、
提燈
(
かんばん
)
さげてちよこちよこ走りの修業、卒業して何にかなる、とかくは檜舞臺と見たつるもをかしからずや、垢ぬけのせし三十あまりの年増
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
提
常用漢字
小5
部首:⼿
12画
燈
部首:⽕
16画
“提燈”で始まる語句
提燈屋
提燈行列