推參すゐさん)” の例文
新字:推参
こふに取次出來れば越前守申さるには夜中やちうはなはだ恐入存ずれど天下の一大事に付越前ゑちぜん推參すゐさん仕つて候何卒中納言樣へ御目通おめどほりの儀願上奉るむね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかいまこそあまったるうえてをるうぬ今夜こんや推參すゐさんに、やがてにがあぢせてくれうぞ。
以て屋敷をしのび出んとおもふなり仔細しさいは斯樣々々なりまづ次右衞門其方の老母病死なりと申いつは不淨門ふじやうもんより出て小石川御館おやかた推參すゐさんし今一應再吟味の儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さげ扨申されけるは越前かく夜中やちうをもかへりみず推參すゐさん候は天下の御大事に付中納言樣へ御願ひ申上度儀御座有ござあつての儀なり此段御披露ひろうたのみ存ずるとぞのべられたり主税是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)