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接
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つな
ふりがな文庫
“
接
(
つな
)” の例文
「あの箱がくせものなんだ、電燈線に
接
(
つな
)
いであったろう——、あれは電燈線を動力として簡単に超音波を発生する装置なんだよ」
睡魔
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
というのはたちまち背後が非常に騒々しくなり、人が二三囘往ったり来たりするのだが、それでもよく持ちこたえてざわめきの中で思いを
接
(
つな
)
いでいる。
幸福な家庭
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
つまり銅線が
接
(
つな
)
いでありません。仕方なしに屋根や柱、
襖
(
ふすま
)
に障子などを伝わって地中へ
辛
(
かろ
)
うじて逃げたのです。
科学が臍を曲げた話
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
しかし一人の研究生がとくに自説を試してみたいと思い、胸部の筋肉の一つに電池をかけることを主張した。そこでちょっとした切りこみをこさえ、電線を急いで
接
(
つな
)
いだ。
早すぎる埋葬
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
「まあ水を指さずに聴け。うそでも興があろう」と相手は切れた糸を
接
(
つな
)
ぐ。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「もう一人電話口で気絶した男がある。チリンチリン、何処そこの何千何百番と言うか言わないに交換手が間違いなくその番号へ
接
(
つな
)
いでくれたものだから、
吃驚
(
びっくり
)
したんだね。ハッと思ったまでは覚えていると後から言っている。これもありそうな話さ」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「へーえ……では、左ききというのはどうしたわけなんですか、
白金
(
プラチナ
)
線を入れても、それはそれで神経が自然に、又伸びてきて
接
(
つな
)
がったのじゃないですか」
白金神経の少女
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
つまり甚平を呼びよせた室には額の裏かなんかにマイクロフォンを置き、それから出た二本の電線をラジオの発振機に
接
(
つな
)
ぎそれから更に電話線に持っていって接ぐ。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
避雷針は屋根の上に尖った金属棒を立て、その下に銅線を
接
(
つな
)
ぎ、下に下ろし、その尖端を地中に埋めます。銅線の尖端には大きな銅板をつけると一層効果があります。
科学が臍を曲げた話
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
そして、葉子の腰の辺りが、くねくねと微妙に動いたかと思うと、程よく調子をとられた、
接
(
つな
)
ぎ合わされた一組の肉体は、頸の痛いのも忘れて、一生懸命見上げている観客の頭上に、揺れ始めた。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
あまり広くない道路が両国を
接
(
つな
)
いでいる。その道のまん中あたりに、アスファルトの路面に
真鍮
(
しんちゅう
)
の大きな
鋲
(
びょう
)
を植えこんで、両国国境線がひと目で分るようになっている。
軍用鼠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
体の一部が
接
(
つな
)
がった双生児を、そこのところから切り離して、全く独り立ちの二人の人間にした手術の話もあることだから、これはひょっとすると、妾の身体の一部に
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「宝塚ホテル? そう、こっちは玉屋糸子だすがなア。帆村荘六はんに大至急
接
(
つな
)
いどくなはれ」
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一つの大きい
軸
(
シャフト
)
がモートルに
接
(
つな
)
がるベルトで廻されると、廻転が次の軸に移って、また別のベルトが廻り、そのベルトは又更に次の機構を動かして、それが板を切るべきは切り、釘をうつべきはうち
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二ツ、三ツ、四ツ。機関車が四つも
接
(
つな
)
がって驀進してゆきます。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
接
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
“接”を含む語句
接吻
直接
密接
接待
接骨木
接近
接続
接唇
応接
応接間
接触
近接
間接
応接室
引接
骨接
接踵
連接
接觸
応接所
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