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拵
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こしれ
ふりがな文庫
“
拵
(
こしれ
)” の例文
憚
(
はばか
)
んながらこう見えても、
余所行
(
よそゆ
)
きの
情婦
(
いろ
)
があるぜ。
待合
(
まちええ
)
へ来て見繕いで
拵
(
こしれ
)
えるような、べらぼうな
長生
(
ながいき
)
をするもんかい。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「出てってやらあ、なんでえこんなぶっくれの乞食小屋あ」と勘六が云った、「その代りな、表の店台はおれの銭で
拵
(
こしれ
)
えたもんだから、おれが持ってくからそう思え」
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「それにあの手紙の文句は、少し
巫山戯
(
ふざけ
)
過ぎて居たよ。人一人殺した人間の書いた文句ぢやねえ。その上妙に
愚痴
(
ぐち
)
つぽいところがある。文句は年寄が
拵
(
こしれ
)
へて、書いたのは女だ」
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
燧
(
いし
)
が丸くなってしまって、それに火絮が湿ってるだから……
漸
(
やっと
)
の事で点いただ、これでこの紙の附木に付けるだ、それ能く点くべい、えら硫黄臭いが、硫黄で
拵
(
こしれ
)
えた紙だと見える
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「それにあの手紙の文句は、少し
巫山戯
(
ふざけ
)
すぎていたよ。人一人殺した人間の書いた文句じゃねえ。その上妙に愚痴っぽいところがある。文句は年寄りが
拵
(
こしれ
)
えて、書いたのは女だ」
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
早「ところが
私
(
わし
)
は
文
(
ふみ
)
い
書
(
け
)
いた事がねえから、
汝
(
われ
)
書いてくんろ、汝は鎮守様の
地口行灯
(
じぐちあんどう
)
を
拵
(
こしれ
)
えたが
巧
(
うめ
)
えよ、それ何とかいう地口が有ったっけ、そう/\、
案山子
(
かゝし
)
のところに何か
居
(
い
)
るのよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早「一つ
拵
(
こしれ
)
えてくんろよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
拵
漢検1級
部首:⼿
9画
“拵”を含む語句
足拵
身拵
急拵
下拵
荷拵
膳拵
腹拵
拵事
取拵
御拵
手拵
別拵
言拵
拵附
菜拵
俄拵
副食物拵
旅拵
銀拵
鉄拵
...