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拔身
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ぬきみ
ふりがな文庫
“
拔身
(
ぬきみ
)” の例文
新字:
抜身
放
(
はな
)
れて
追行
(
おひゆく
)
折柄
(
をりから
)
火附盜賊改
(
ひつけたうぞくあらた
)
めの
組與力
(
くみよりき
)
笠原粂之進と云者手先兩人を
引連
(
ひきつれ
)
て今此所を通り掛りけるが文右衞門
拔身
(
ぬきみ
)
を振て久兵衞を
追駈
(
おひかけ
)
行を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
拔身
(
ぬきみ
)
の脇差が轉がつて居りますが、それは後になつて、この佐渡屋の先代の脇差で、使ひ手もないまゝ、
納戸
(
なんど
)
の
用箪笥
(
ようだんす
)
の中に入れてあつたものと解つただけの事でした。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
勤
(
つと
)
め
居
(
をり
)
ますと
云
(
いへ
)
ば越前守殿夫れは知れたこと又
汝
(
われ
)
は文右衞門が宅へ
何時
(
いつ
)
行
(
ゆき
)
たるやと尋ねらるゝに久兵衞私しは文右衞門が
拔身
(
ぬきみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
血の附いた脇差が、
拔身
(
ぬきみ
)
のまゝ、死骸の後ろの箪笥の上に載せてあります。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
なす者の申口に當月廿二日の夜
丑滿頃
(
うしみつごろ
)
侍
(
さふら
)
ひ體の者二人
戸
(
と
)
をこぢ明て入來り一人は
拔身
(
ぬきみ
)
を
持
(
もち
)
一人は私しを
捕
(
とらへ
)
て此
疵
(
きず
)
を
療治
(
れうぢ
)
致
(
いた
)
せ然もなくば
切殺
(
きりころす
)
と申候に
付
(
つき
)
據
(
よんどこ
)
ろ無
療治
(
れうぢ
)
致し
膏藥
(
かうやく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
拔
部首:⼿
8画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“拔”で始まる語句
拔
拔群
拔刀
拔出
拔目
拔荷
拔放
拔道
拔足
拔駈