うっ)” の例文
居士一読覚えず案をうって奇と叫び、愈〻無々君の説に服し、圓朝氏の技におどろき、直に筆を採て平生の所感を記し、以て序に換ゆ。
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
ただあやまるだけで済めばいが、酒を五しょうにわとりと魚か何かをもって来て、それで手をうって塾中でおおいに飲みました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
頭をもたげて、跳り上ッて、あたりを視まわして、手をうった、跡を追ッて駈けだそうとしたが、足が利かない——バッタリ膝をついた……モウ見るに見かねた、自分は木蔭こかげを躍りでて
あいびき (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
(と小膝こひざうって)面白い。話しましょう。……が、さて談話というて、差当り——お茶代になるのじゃからって、長崎から強飯こわめしでもあるまいな。や、思出した。しかもこの越前えちぜんじゃ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
松木が手をうって、左様そうだ/\、れはやって見たいといったのは、松木の功名こうめい心もその時には二百俵の米を貰うて将軍に文明説を吹込むぐらいの事で、当時の洋学者のかんがえは大抵皆大同小異
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)