“小膝”の読み方と例文
読み方割合
こひざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今一いまひとつ、わたくしは松島海軍大佐かいぐんたいさなる姓名せいめいみゝにして、たちま小膝こひざをポンとたゝいたよ。讀者どくしや諸君しよくん! 松島海軍大佐まつしまかいぐんたいさとはたれであらう?
とうとう思い当ってお絹は小膝こひざを丁と打ちました。あの女はたしか忠作のところへ金を借りに来たことのある女である。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と壁の隅へ、自分のわきへ、小膝こひざを浮かして、さらりとって、片手で手巾ハンケチさばきながら
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)