“手利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てき47.4%
てきき36.8%
てきゝ15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここへみごとさらしにかけるまでの手柄を現わした、あの夜の名捕方——とどろきの源松という勘定奉行差廻しの手利てききでありました。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
し彼方に於てあらかじめ大力手利てききの打手を用意し、押取籠おっとりこめて打ってかからんには誰か防ぎ得よう。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
引き拔切合處に太田樣の方には中小姓こしやう徒士かちなどにも手利てきゝの者之あり其上陸尺ろくしやくの七右衞門はちからもありてよくはたらき候然るに嘉川樣の方には中小姓こしやう孕石はらみいし源兵衞安井やすゐ伊兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)