“てきき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手利87.5%
適歸12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛込見附で、仲間ちゅうげんの乱暴者を一にん、内職を届けた帰りがけに、もんどりを打たせたという手利てききなお嬢さんじや、くるわでも一時ひとしきり四辺あたりを払ったというのが、思い込んで剃刀で突いたやつ
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あの小さいのが、素敵な手利てききで、あれが裸松を一撃の下に倒したのだが、前のは先生で、自身は手を下さないが、あの先生が手を下す日になったら、どのくらい強いか底が知れない。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
(三六)ばうもつばうへ、なるをらず。神農しんのう(舜 )・(禹 )(三七)忽焉こつえんとしてぼつしぬ、(三八)われいづくにか適歸てききせん。吁嗟ああ(三九)かん。(四〇)めいおとろへたるかな