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所置
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しょち
ふりがな文庫
“
所置
(
しょち
)” の例文
アンドレイ、エヒミチは
院長
(
いんちょう
)
としてその
職
(
しょく
)
に
就
(
つ
)
いた
後
(
のち
)
かかる
乱脈
(
らんみゃく
)
に
対
(
たい
)
して、
果
(
はた
)
してこれを
如何様
(
いかよう
)
に
所置
(
しょち
)
したろう、
敏捷
(
てきぱき
)
と
院内
(
いんない
)
の
秩序
(
ちつじょ
)
を
改革
(
かいかく
)
したろうか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
新聞紙はただ学士会院の
所置
(
しょち
)
を信じている。学士会院は
固
(
もと
)
より
己
(
おの
)
れを信じているのだろう。余といえども木村項の名誉ある発見たるを疑うものではない。
学者と名誉
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
勇「占いでは幽霊の
所置
(
しょち
)
は出来ないが、あの新幡随院の和尚は中々に
豪
(
えら
)
い人で、念仏修業の行者で私も懇意だから手紙をつけるゆえ、和尚の所へ行って頼んで御覧」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鉄砲を打放し候は、外国へ対し信義を失い候御
所置
(
しょち
)
に付き、
自今
(
いまより
)
以後は異国人渡来候とも、食物薪水等を乞い候類は打払わず、乞う旨に任せ帰帆致さすべく取計うの間
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「イヤ、僕こそ。あの時あなたがピストルを撃って下さらなかったら、命がない所でした。それにしても、あなたの思い切った
所置
(
しょち
)
には敬服しました。一寸出来ない芸当ですよ」
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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毎
(
つね
)
に心の向き次第、その時その時の出任せにて
所置
(
しょち
)
するもの多きが如し。
家庭習慣の教えを論ず
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そうはいったが、彼もそのほかの
所置
(
しょち
)
はおもいつかなかった。
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
今の私ならそのくらいの事は何とも思いませんが、その頃はまだ子供でしたから、東京へは出たし、
家
(
うち
)
はそのままにして置かなければならず、はなはだ
所置
(
しょち
)
に苦しんだのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その主とする処の意は難風に逢いあるいは食物薪水に乏しくして、貴国の海浜に漂着する船の
所置
(
しょち
)
のみにして、もし信義を表し、あるいは他の
謂
(
いわ
)
れありて貴国の海浜を訪う船あらん時の所置は見えず。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“所”で始まる語句
所謂
所以
所
所詮
所為
所作
所業
所在
所々
所有