“乱脈”の読み方と例文
旧字:亂脈
読み方割合
らんみゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「のみならず、かれは賤ヶ岳をすてて、先に北ノ庄へ逃げかえり、このほうの軍配ぐんばいすべて乱脈らんみゃくをきわめたりと、勝家公かついえこうへざんげんいたしたとやら」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アンドレイ、エヒミチは院長いんちょうとしてそのしょくいたのちかかる乱脈らんみゃくたいして、はたしてこれを如何様いかよう所置しょちしたろう、敏捷てきぱき院内いんない秩序ちつじょ改革かいかくしたろうか。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
子供たちの規律きまりも忘れほども忘れて、あばれまわった様子が見えるようで、けがもなかったからまずよいとは思うものの、留守中の乱脈らんみゃくが思いやられてつらいものです。
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)