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恰
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あたかも
ふりがな文庫
“
恰
(
あたかも
)” の例文
かういふ事実があつて、無意識ながら意識を起して来て、其規則を宛てはめて来るから、
恰
(
あたかも
)
、音韻変化と言ふ考へに這入つて来るのである。
熟語構成法から観察した語根論の断簡
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
貴方
(
あなた
)
はな、とそれ、
赫
(
かつ
)
と
成
(
な
)
る。あの
瞼
(
まぶた
)
の
紅
(
くれなゐ
)
と
云
(
い
)
ふものが、
恰
(
あたかも
)
是
(
これ
)
、
醉
(
よ
)
へる
芙蓉
(
ふよう
)
の
如
(
ごと
)
しさ。
自慢
(
じまん
)
ぢやないが、
外國
(
ぐわいこく
)
にも
類
(
たぐ
)
ひあるまい。
新婚當時
(
しんこんたうじ
)
の
含羞
(
はにか
)
んだ
色合
(
いろあひ
)
を
新
(
あたら
)
しく
拜見
(
はいけん
)
などもお
安
(
やす
)
くない
奴
(
やつ
)
。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
津堅
(
ツケン
)
の島(中頭郡)では、島の六月の祭りを「うふあなの
拝
(
ウガン
)
」と言うて、其頃
恰
(
あたかも
)
寄り来る
儒艮
(
ザン
)
を屠つて、御嶽々々に供へる。其あまりの肉や煮汁は、島の男女がわけ前をうけて喰ふ。
信太妻の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
恰
漢検準1級
部首:⼼
9画
“恰”を含む語句
恰好
恰度
不恰好
背恰好
年恰好
恰当
脊恰好
恰幅
無恰好
相恰
四十恰好
格恰
恰形
恰腹
形恰
無格恰
悧恰
恰顔斎
脊丈恰好
身丈恰好
...