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ふくせう
『もう一
度復誦して
呉れッて、
娘に
然う
云へ』
其れは
恰も
愛ちやん
以上に
或る
權威を
持つてゞも
居るかのやうに、グリフォンの
方を
顧みました。
其の
聽衆は
愛ちやんが
毛蟲に、『
裏の
老爺さん』を
復誦して
聞かす
段になる
迄は、
全く
靜かにしてゐましたが、
全然間違つたことばかり
言ふので、
海龜は
呆れ
返つて、『
可笑しなこと』
「『
裏の
老爺さん」を
復誦して
御覽』と
芋蟲が
云ひました。