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御墓
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おはか
雑司が
谷の
御墓の
傍には、
和歌の
友垣が植えた、
八重山茶花の珍らしいほど
大輪の
美事な白い花が秋から冬にかけて咲きます。
例へば
河内にある
聖徳太子の
御墓には、
太子の
母后と、
太子の
妃と
三人の
御棺を
容れてあるとのことです。また
中には
死者を
石棺でなく
木棺にいれて
葬つた
石室も
多くあります。
もっともこの
形の
古墳は、
昔でも
偉い
人を
葬るために
造つたものでありまして、
天皇樣だとか、
皇族の
方々の
御墓に
多く
用ひたのでありまして、
下々のものはやはり、
圓い
塚を
用ひたのであります。