“御墓(おはか)” の例文
雑司(ぞうし)が谷(や)の御墓(おはか)の傍(かたわら)には、和歌(うた)の友垣(ともがき)が植えた、八重(やえ)山茶花(さざんか)の珍らしいほど大輪(たいりん)の美事(みごと)な白い花が秋から冬にかけて咲きます。
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
例(たと)へば河内(かはち)にある聖徳太子(しようとくたいし)の御墓(おはか)には、太子(たいし)の母后(ぼこう)と、太子(たいし)の妃(きさき)と三人(さんにん)の御棺(おかん)を容(い)れてあるとのことです。また中(なか)には死者(ししや)を石棺(せきかん)でなく木棺(もくかん)にいれて葬(はうむ)つた石室(せきしつ)も多(おほ)くあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
赤い、御墓(おはか)の曼珠沙華(ひがんばな)
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
もっともこの形(かたち)の古墳(こふん)は、昔(むかし)でも偉(えら)い人(ひと)を葬(はうむ)るために造(つく)つたものでありまして、天皇樣(てんのうさま)だとか、皇族(こうぞく)の方々(かた/″\)の御墓(おはか)に多(おほ)く用(もち)ひたのでありまして、下々(しも/″\)のものはやはり、圓(まる)い塚(つか)を用(もち)ひたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)