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後門
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こうもん
ふりがな文庫
“
後門
(
こうもん
)” の例文
これからはいよ/\お
民
(
たみ
)
どの
大役
(
たいやく
)
なり、
前門
(
ぜんもん
)
の
虎
(
とら
)
、
後門
(
こうもん
)
の
狼
(
おほかみ
)
、
右
(
みぎ
)
にも
左
(
ひだり
)
にも
怕
(
こわ
)
らしき
奴
(
やつ
)
の
多
(
おほ
)
き
世
(
よ
)
の
中
(
をか
)
、あたら
美玉
(
びぎよく
)
に
疷
(
きず
)
をつけ
給
(
たま
)
ふは
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
このため義貞は前面の苦戦のうえ、さらに
後門
(
こうもん
)
の
狼
(
おおかみ
)
にもそなえを
外
(
はず
)
せず、ついにさいごまで加古川の陣地を払うことができなかった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
双剣一に収まって和平を楽しむの
期
(
き
)
いまだ
到
(
いた
)
らざる
証
(
あかし
)
であろうが、前門に雲舞いくだって
後門
(
こうもん
)
竜
(
りゅう
)
を脱す。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
桜紙
(
さくらがみ
)
にて
長羅宇
(
ながラウ
)
を掃除するは
娼妓
(
しょうぎ
)
の特技にして
素人
(
しろうと
)
に用なく、
後門
(
こうもん
)
賄賂
(
わいろ
)
をすすむるは御用商人の呼吸にして聖人君子の知らざる所。豆腐々々と呼んで
天秤棒
(
てんびんぼう
)
かつぐには肩より先に腰の
工合
(
ぐあい
)
が
肝腎
(
かんじん
)
なり。
小説作法
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“後門”の意味
《名詞》
うしろの門。裏門。
(出典:Wiktionary)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世