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彌六
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やろく
ふりがな文庫
“
彌六
(
やろく
)” の例文
新字:
弥六
左樣
(
さう
)
だ、
今頃
(
いまごろ
)
は
彌六
(
やろく
)
親仁
(
おやぢ
)
がいつもの
通
(
とほり
)
、
筏
(
いかだ
)
を
流
(
なが
)
して
來
(
き
)
て、あの、
船
(
ふね
)
の
傍
(
そば
)
を
漕
(
こ
)
いで
通
(
とほ
)
りすがりに、
父上
(
ちやん
)
に
聲
(
こゑ
)
をかけてくれる
時分
(
じぶん
)
だ
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
これは
彌六
(
やろく
)
といつて、
與吉
(
よきち
)
の
父翁
(
ちゝおや
)
が
年來
(
ねんらい
)
の
友達
(
ともだち
)
で、
孝行
(
かうかう
)
な
兒
(
こ
)
が
仕事
(
しごと
)
をしながら、
病人
(
びやうにん
)
を
案
(
あん
)
じて
居
(
ゐ
)
るのを
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
るから、
例
(
れい
)
として
毎日
(
まいにち
)
今時分
(
いまじぶん
)
通
(
とほ
)
りがかりに
其
(
その
)
消息
(
せうそく
)
を
傳
(
つた
)
へるのである。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彌
部首:⼸
17画
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
“彌”で始まる語句
彌
彌増
彌々
彌造
彌生
彌立
彌勒
彌生式土器
彌縫
彌助