“やろく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彌六50.0%
弥六50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左樣さうだ、今頃いまごろ彌六やろく親仁おやぢがいつものとほりいかだながしてて、あの、ふねそばいでとほりすがりに、父上ちやんこゑをかけてくれる時分じぶん
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これは彌六やろくといつて、與吉よきち父翁ちゝおや年來ねんらい友達ともだちで、孝行かうかう仕事しごとをしながら、病人びやうにんあんじてるのをつてるから、れいとして毎日まいにち今時分いまじぶんとほりがかりにその消息せうそくつたへるのである。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
土井は大目附時田肇ときだはじめに、岡野小右衛門こゑもん、菊地鉄平、芹沢せりざは啓次郎、松高縫蔵まつたかぬひざう安立讃太郎あだちさんたらう遠山とほやま勇之助、斎藤正五郎しやうごらう、菊地弥六やろくの八人を附けて、これに逮捕を命じた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)