“帰(よ)” の例文
旧字:歸
人程見かけに帰(よ)らない者はありません。これから気を注(つ)けて視(み)ると、黒髪(かみ)も人知れず染め、鏡を朝晩に眺(なが)め、御召物の縞(しま)も華美(はで)なのを撰(よ)り、忌言葉(いみことば)は聞いたばかりで厭(いや)な御顔をなさいました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
朋友死して帰(よ)る所なければ我がもとにおいて殯(ひん)せよという。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
其(そ)れ三宝に帰(よ)りまつらずば、何を以てか枉(まが)れるを直(ただ)さむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)