崩壞ほうくわい)” の例文
新字:崩壊
彌三郎は、妙に自分の不安定な地位を考へさせられる頃から、肉體の上にも、恐ろしい變化と崩壞ほうくわいが始まつて居たのです。
ねぶつたさられをんでずた/\に崩壞ほうくわいした藁束わらたばたもつたまゝすでいきほひをしづめた落葉おちばうへにばら/\とみだおち其處そこ火勢くわせい恢復くわいふくされた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
東面山麓とうめんさんろく山土さんど崩壞ほうくわいして堆積たゐせきしたる一に、祝部高坏土器いはひべたかつきどき發見はつけんしたので、如何どう此所ここあやしいと、人類學者じんるゐがくしやならぬ土方どかた船町倉次郎ふなまちくらじらうといふのが、一生懸命しやうけんめいすゝんでほか