トップ
>
属
>
しょく
ふりがな文庫
“
属
(
しょく
)” の例文
旧字:
屬
今後は難渋な句の誤訳をも、もしどこかにあったら、発見して貰いたい。私は訳本ファウストを読まれる人達に、一層深い望を
属
(
しょく
)
している。
不苦心談
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
自分になんらの
悪気
(
わるぎ
)
はなかったものの、妻が自分にとつぐについては自分に
多大
(
ただい
)
な
望
(
のぞ
)
みを
属
(
しょく
)
してきたことは
承知
(
しょうち
)
していたのだ。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
旧社分散シ
索居
(
さっきょ
)
ノ嘆ナキ
能
(
あた
)
ハズ。
忽
(
たちまち
)
書ヲ
辱
(
かたじけなく
)
シ、大集ノ
刪定
(
さんてい
)
ヲ
属
(
しょく
)
セラル。忙手
繙読
(
はんどく
)
スルニ一堂ノ上ニ相
会晤
(
かいご
)
スルガ如シ。楽
殊
(
こと
)
ニ甚シ。
乃
(
すなわち
)
一夕ニシテ業ヲ
卒
(
お
)
フ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
校長は町と会社との関係を説いて、
漫
(
みだり
)
に平地に風波を起すのは得策でないと説諭した。道也の最後に望を
属
(
しょく
)
していた生徒すらも、父兄の意見を聞いて、身のほどを知らぬ馬鹿教師と云い出した。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
或日東堂が役所で公用の書状を発せようとして、藤田に稿を
属
(
しょく
)
せしめた。藤田は案を
具
(
ぐ
)
して呈した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
青門
老圃
(
らうほ
)
独
(
ひと
)
り一室の中に坐し、
冥思
(
めいし
)
遐捜
(
かさう
)
す、両頬
赤
(
せき
)
を発し火の如く、
喉間
(
こうかん
)
咯々
(
かく/\
)
声あるに至る、稿を
属
(
しょく
)
し日を積まざれば出でず、思を構ふるの時に
方
(
あた
)
つて大苦あるものの如し、既に来れば則ち大喜
人生
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
属
常用漢字
小5
部首:⼫
12画
“属”を含む語句
附属
金属
属饜
眷属
隷属
属官
属目
属性
権大属
少属
御眷属
妻子眷属
金属音
属輩
金属片
属吏
直属
肝属
金属球
猫属
...