“居(おっ)” の例文
帝室(ていしつ)をば政治社外の高処(こうしょ)に仰(あお)ぎ奉(たてまつ)りて一様(いちよう)にその恩徳(おんとく)に浴(よく)しながら、下界(げかい)に居(おっ)て相(あい)争(あらそ)う者あるときは敵味方の区別なきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
全く敗亡(まいっ)て、ホウとなって、殆ど人心地なく臥(ね)て居(おっ)た。ふッと……いや心の迷の空耳かしら? どうもおれには……おお、矢張(やっぱり)人声だ。蹄(ひづめ)の音に話声。
警官も此証拠は争われず「あゝ大変な事を見落して居(おっ)たなア」と呟(つぶや)けり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)