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小児
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がき
ふりがな文庫
“
小児
(
がき
)” の例文
旧字:
小兒
「何だ何だ、蜜柑を遣る。かう死んだ
小児
(
がき
)
でも思い出したか、
詰
(
つま
)
らねえ後生気を起しやがるな、
打棄
(
うっちゃ
)
っておけというに、やい。」
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「まあいいやな」と男は
潔
(
いさぎよ
)
く首を
掉
(
ふ
)
って、「お互いに
小児
(
がき
)
の時から知合いで、気心だって知って知って知り抜いていながら、それが妙な羽目でこうなるというのは、 ...
深川女房
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
ゲエープツ、ああ酔つたぞ酔つたぞ
真実
(
ほんと
)
に好い心持に酔つて。かう酔つた時の心持は実に何ともいへないや。
嬶
(
かかあ
)
が怒らうが、
小児
(
がき
)
が泣かうがサ、ハハハハゲエープツ、ああ好い心持だ。
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
その、
大蒜
(
にんにく
)
屋敷の
雁股
(
かりまた
)
へ掛かります、この
街道
(
かいどう
)
、
棒鼻
(
ぼうばな
)
の
辻
(
つじ
)
に、
巌穴
(
いわあな
)
のような
窪地
(
くぼち
)
に引っ込んで、石松という猟師が、
小児
(
がき
)
だくさんで
籠
(
こ
)
もっております。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
草鞋
(
わらじ
)
を脱いだばかりで、
草臥
(
くたび
)
れて
框
(
かまち
)
から
膝行込
(
いざりこ
)
むのがある、
他所
(
よそ
)
の
嬰児
(
あかご
)
だの、貰われた
先方
(
さき
)
のきょうだい
小児
(
がき
)
が
尿
(
し
)
を垂れ散らかすのに、……負うと抱くのが面倒だから
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
お
前様
(
めえさま
)
、今の
住居
(
すまい
)
は、隣の
嚊々
(
かかあ
)
が
小児
(
がき
)
い産んで、ぎゃあぎゃあ
煩
(
うるせ
)
え、どこか貸す処があるめえか、言わるるで、そん当時黒門さどうだちゅったら、あれは、と二の足を
蹈
(
ふ
)
ましっけな。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“小児”で始まる語句
小児等
小児心
小児衆
小児性
小児頭大
小児帯
小児病
小児達
小児瞞
小児科