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雁股
ふりがな文庫
“雁股”の読み方と例文
読み方
割合
かりまた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かりまた
(逆引き)
そうして、森からは弓材になる
檀
(
まゆみ
)
や
槻
(
つき
)
や
梓
(
あずさ
)
が切り出され、
鹿矢
(
ししや
)
の骨片の矢の根は
征矢
(
そや
)
の
雁股
(
かりまた
)
になった
矢鏃
(
やじり
)
ととり変えられた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
雪道を
雁股
(
かりまた
)
まで、
棒端
(
ぼうばな
)
をさして、奈良井川の枝流れの、青白いつつみを参りました。氷のような月が
皎々
(
こうこう
)
と
冴
(
さ
)
えながら、山気が霧に凝って包みます。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
相手を
誘
(
おび
)
き出すためであった。しかるに相手は動かない。左右に踏ん張った二本の足が、鉄で造られた
雁股
(
かりまた
)
のように、
巌然
(
がんぜん
)
と床から生え上がっていた。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
雁股(かりまた)の例文をもっと
(4作品)
見る
雁
漢検準1級
部首:⾫
12画
股
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“雁”で始まる語句
雁
雁首
雁来紅
雁字
雁木
雁皮紙
雁皮
雁行
雁金
雁鍋
“雁股”のふりがなが多い著者
幸田露伴
横光利一
国枝史郎
泉鏡花