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嚊々
ふりがな文庫
“嚊々”の読み方と例文
読み方
割合
かかあ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかあ
(逆引き)
神月は——おや、
人魂
(
ひとだま
)
が飛ぶ、——と何心なくいったんだ。谷中は近し、こりゃ感情だね。そうすると、あの
嚊々
(
かかあ
)
め。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
神月が人魂だといったのを聞いた時、あいつ
愛嬌
(
あいきょう
)
のない、鼻の
隆
(
たか
)
い、目の
強
(
きつ
)
い、源氏物語の
精霊
(
しょうりょう
)
のような、
玉司
(
たまつかさ
)
子爵夫人
竜
(
りゅう
)
子、語を換えて云えば神月の
嚊々
(
かかあ
)
だ。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何、もう子爵家を去って、寺に下宿したら
可
(
い
)
いじゃあないか。僕はね、爵位と、君があの高慢な
嚊々
(
かかあ
)
とを棄てたというので、すべての罪を償うて
余
(
あまり
)
あるもんだと思う。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嚊々(かかあ)の例文をもっと
(3作品)
見る
嚊
漢検1級
部首:⼝
17画
々
3画
“嚊々”で始まる語句
嚊々左衛門