“小供心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こどもごころ50.0%
こどもごゝろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その本は大分丹念たんねんに使用したものと見えて裏表うらおもてとも表紙が千切ちぎれていた。それを借りたときにも返した時にも、先生は哲学の方の素養もあるのかと考えて、小供心こどもごころうらやましかった。
あさきてからよるまでるものはやまよりほかにないところで、まる擂鉢すりばちそこんでゐるとおな有樣ありさまだとげたうへ安井やすゐその友達ともだちちひさい時分じぶん經驗けいけんとして、五月雨さみだれりつゞくをりなどは、小供心こどもごゝろ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)