将軍しやうぐん)” の例文
旧字:將軍
やつら、資本家しほんか将軍しやうぐんたしかにった!——だがおれたち、どんそくあへ労働者らうどうしゃ農民のうみんにとつてそれがなん勝利しやうりであらう
岩角いはかどまつまつにはふぢき、巌膚いははだには、つゝじ、山吹やまぶきちりばめて、御仏みほとけ紫摩黄金しまわうごんおにした、またそう袈裟けさ、また将軍しやうぐん緋縅ひおどしごとく、ちら/\とみづうつつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
官憲くわんけんは僕の「将軍しやうぐん」と云ふ小説に、何行なんぎやうも抹殺をほどこした。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
れつ先頭せんとう日章旗につしやうき揚々やう/\として肥馬ひままたが将軍しやうぐんたち、色蒼いろざざめつかてた兵士へいしむれ