“射中(いあ)” の例文
面白くてその夜もそこに宿って三日目にまた戦うて青竜例の通りというところを、猟師箭(や)を矯(た)めて赤竜に射中(いあ)てると海中に入って
しかるにヒコクニブクの命の放つた矢はタケハニヤスの王に射中(いあ)てて死にましたので、その軍が悉く破れて逃げ散りました。
「おもしろい。中原の鹿は、誰が射中(いあ)てようと勝手だ。さはさせじと、争う敵手が現われてこそ、なお、おもしろい」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見事(みごと)圖星(づぼし)を射中(いあ)てたといふ彼(あ)の弓取(ゆみと)りのキューピッドに何(なん)とか綽號(あだな)でも附(つ)けさっしゃい。
マーキュ はて、戀(こひ)が盲(めくら)なら的(まと)を射中(いあ)てることは出來(でき)まい。今頃(いまごろ)はロミオめ、枇杷(びわ)の木蔭(こかげ)に蹲踞(しゃが)んで、あゝ、予(わし)の戀人(おてき)が、あの娘共(むすめども)が内密(ないしょ)で笑(わら)ふ此(この)枇杷(びは)のやうならば、何(なん)のかのと念(ねん)じて居(ゐ)よう。