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宿中
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しゅくじゅう
ふりがな文庫
“
宿中
(
しゅくじゅう
)” の例文
左様でございますか、——その御災難の中へ、こんな事を申上げるのは変でございますが、今日は急に御本陣へお行列が入って、
宿中
(
しゅくじゅう
)
一パイになってしまいました。
銭形平次捕物控:082 お局お六
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
昼は賃仕事に肩の張るを休むる間なく、夜は
宿中
(
しゅくじゅう
)
の
旅籠屋
(
はたごや
)
廻
(
まわ
)
りて、元は
穢多
(
えた
)
かも知れぬ
客達
(
きゃくだち
)
にまで
嬲
(
なぶ
)
られながらの
花漬売
(
はなづけうり
)
、
帰途
(
かえり
)
は一日の苦労の
塊
(
かたま
)
り銅貨
幾箇
(
いくつ
)
を酒に
易
(
か
)
えて
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
今夜も
懶
(
なま
)
けものの癖として品川へ
素見
(
ひやかし
)
にまいり、元より恵比寿講をいたす気で
某
(
ある
)
楼
(
うち
)
へ
登
(
あが
)
りましたは宵の口、
散々
(
さんざ
)
ッ
腹
(
ぱら
)
遊んでグッスリ遣るとあの火事騒ぎ、
宿中
(
しゅくじゅう
)
は
鼎
(
かなえ
)
の
沸
(
わ
)
くような塩梅しき
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
七
(
しち
)
、七、
静
(
しずか
)
にしろ、一体貴様が分らぬわ、貴様の姪だが貴様と違って
宿中
(
しゅくじゅう
)
での
誉者
(
ほまれもの
)
、
妙齢
(
としごろ
)
になっても
白粉
(
おしろい
)
一
(
ひ
)
トつ
付
(
つけ
)
ず、盆正月にもあらゝ木の
下駄
(
げた
)
一足新規に買おうでもないあのお辰
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
忽
(
たちま
)
ち
宿中
(
しゅくじゅう
)
へ広まっただね
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿怨
宿痾