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宮川
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みやがわ
ふりがな文庫
“
宮川
(
みやがわ
)” の例文
宮川
(
みやがわ
)
の鰻もきょうは混雑しているであろうから、
冬木
(
ふゆき
)
の蕎麦にしようと、誘われるままにゆくと、わたしは冬木弁天の境内に連れ込まれた。
半七捕物帳:62 歩兵の髪切り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
熱田
(
あつた
)
の
八剣
(
やつるぎ
)
森陰より伏し拝みてセメント会社の煙突に白湾子と焼芋かじりながらこのあたりを
徘徊
(
はいかい
)
せし当時を思い浮べては
宮川
(
みやがわ
)
行の夜船の寒さ。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
この医者が
宮川
(
みやがわ
)
寛斎
(
かんさい
)
だ。半蔵の
旧
(
ふる
)
い師匠だ。その時、半蔵は無言。寛斎も無言で、ただ医者らしく頭を
円
(
まる
)
めた寛斎の胸のあたりに、手にした扇だけがわずかに動いていた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
と、
先生
(
せんせい
)
はいって、
宮川
(
みやがわ
)
の
姓
(
せい
)
が
書
(
か
)
いてあるところへ
手帳
(
てちょう
)
に
点数
(
てんすう
)
を
書
(
か
)
き
入
(
い
)
れました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
是れは
木挽町
(
こびきちょう
)
三丁目の
岡村由兵衞
(
おかむらよしべえ
)
と云う
袋物商
(
ふくろものや
)
と云うと
体
(
てい
)
が宜しいが、仲買をしてお出入先から
何品
(
なにしな
)
をと云うと、
直
(
じき
)
に
宮川
(
みやがわ
)
へ駈付けるという
幇間
(
おたいこ
)
半分で面白い人で、また一人は
伴廻
(
ともまわ
)
り
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
宮川
(
みやがわ
)
の西岸で、宇治山田とは橋一つ隔てているだけだとある。作者は
膳所
(
ぜぜ
)
の人だから、どれが一番適当かわからぬが、参宮の
因
(
ちなみ
)
を以て見れば、あるいは最後のそれを挙ぐべきであろうか。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
飛騨高山の
宮川
(
みやがわ
)
に臨む街の一部。九月下旬の闇の夜。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
武「これはなんで、
芝口
(
しばぐち
)
三丁目の
紀国屋
(
きのくにや
)
と申すが何時も出入で
誂
(
あつら
)
えるのだが、
其所
(
そこ
)
へ誂えずに、
本町
(
ほんちょう
)
の、なにアノ
照降町
(
てりふりちょう
)
の
宮川
(
みやがわ
)
で買おうと思ったら、
彼店
(
あすこ
)
は高いから止めて、
浅草茅町
(
あさくさかやちょう
)
の
松屋
(
まつや
)
へ誂えて」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
宮川
(
みやがわ
)
さん、
出
(
で
)
て、
宿題
(
しゅくだい
)
の一
番
(
ばん
)
めをお
書
(
か
)
きなさい。」
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“宮川”で始まる語句
宮川寛斎
宮川長春
宮川舎漫筆
宮川但馬
宮川宇多郎
宮川茅野雄