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ふりがな文庫
“
守役
(
もりやく
)” の例文
うっかりしたら、お
守役
(
もりやく
)
の
私
(
わたくし
)
までが、あの
昂奮
(
こうふん
)
の
渦
(
うず
)
の
中
(
なか
)
に
引
(
ひ
)
き
込
(
こ
)
まれて、
徒
(
いたず
)
らに
泣
(
な
)
いたり、
怨
(
うら
)
んだりすることになったかも
知
(
し
)
れませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これ以上、若殿の気随気ままに
唯々
(
いい
)
として引かれたのでは、何の
守役
(
もりやく
)
たる
効
(
か
)
いがあろう。右馬介は一命をかけても引き止めたい。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
守役
(
もりやく
)
の
爺
(
じい
)
やが、
床
(
ゆか
)
べたで
眠
(
ねむ
)
っていたので、わたしはそれをまたぎ
越
(
こ
)
さなければならなかった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
王子はいろいろ思い廻された上、遂にお
守役
(
もりやく
)
の
老女
(
ろうじょ
)
にわけを話して、
白樫
(
しらがし
)
の森に行けるような
手段
(
てだて
)
を相談されました。老女は
大層
(
たいそう
)
王子に同情しまして、いいことを一つ考えてくれました。
お月様の唄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
と、託されてから後は、信長の
守役
(
もりやく
)
として、一国の藩老として、なおさら、彼は老骨に鞭打って仕えて来た。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
とは、信長の幼少から
守役
(
もりやく
)
の平手中務が、何か持て余すたびに
傍人
(
ぼうじん
)
へもらして来た嘆息だった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
亡父
(
ちち
)
の織田備後守信秀が、彼を、彼が生れた
古渡城
(
ふるわたりじょう
)
から移して、那古屋の城におらしめた時から、
守役
(
もりやく
)
として、側につけておいた四名のうちの一人、わけても忠誠な老臣のいうところなのである。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
“守”で始まる語句
守
守宮
守護
守刀
守袋
守銭奴
守護神
守衛
守人
守山