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季
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どき
ふりがな文庫
“
季
(
どき
)” の例文
「梅雨
季
(
どき
)
に入つてゐるんでせうが、未だ少しも雨が降りませんね。好いあんばいと云ふのか、悪いのか知りませんが。」
夏ちかきころ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
前夜
(
ぜんや
)
の
雨
(
あめ
)
が
晴
(
はれ
)
て
空
(
そら
)
は
薄雲
(
うすぐも
)
の
隙間
(
あひま
)
から
日影
(
ひかげ
)
が
洩
(
もれ
)
ては
居
(
ゐ
)
るものゝ
梅雨
(
つゆ
)
季
(
どき
)
は
爭
(
あらそ
)
はれず、
天際
(
てんさい
)
は
重
(
おも
)
い
雨雲
(
あまぐも
)
が
被
(
おほ
)
り
(
ママ
)
重
(
かさ
)
なつて
居
(
ゐ
)
た。
汽車
(
きしや
)
は
御丁寧
(
ごていねい
)
に
各驛
(
かくえき
)
を
拾
(
ひろ
)
つてゆく。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
それは、未だ余等が毎日海へ通つてゐた頃からではないか! それが、既に蜜柑の盛り
季
(
どき
)
になつてゐるではないか!
西瓜喰ふ人
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
それでも田舎よりはいくらか遅い東京のお花見
季
(
どき
)
だつた筈だ……と思ふんだが、さうでもなかつたのかな! あの時もあの連中と一緒に出かけてついでに此方に廻らうかとも思つたのだが
お蝶の訪れ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
季
常用漢字
小4
部首:⼦
8画
“季”を含む語句
季節
時季
季子
澆季
夏季
趙季和
節季
年季
四季
節季候
季桓子
冬季
季節風
晴季
季氏
季康
季世
春季
季春
今季
...