“節季候”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
セキゾロ80.0%
せきぞろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治以前になくなつて居た節季候セキゾロは、顔を包む布の上に、羊歯の葉をつけた編笠を被り、四つ竹を鳴して、歳暮の家々の門で踊つた。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此たゝきと言ふものは、思ふに「節季候セキゾロ」が山の神人(山人)の後身を思はせる如く、海の神人の退転したのではあるまいか。
梅川の浄瑠璃じょうるりじゃあないが、あるいは順礼じゅんれい、古手買、節季候せきぞろにまで身をやつす工夫くふうを子供の時から考えていた位です。そうして、かの水野が先例になったのでしょう。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)