“セキゾロ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:せきぞろ
語句割合
節季候100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此中、節季候セキゾロは、それ等より形式の自由なだけ、古いものと言はれる。其姿からして、笠に約束的の形を殘してゐた。此は、近世京都ではたゝきと言ふ非人のすることになつて居た。
京では歳暮に姥たゝといふ乞食が、出たと言ひます。此もさうした者ではないでせうか。節季候セキゾロといふ年の暮を知らして来る乞食も、山のことぶれの一種の役なる事は、其扮装から知れます。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)