“節季師走”の読み方と例文
読み方割合
せっきしわす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あら、棟梁。なんぼあたしだって……。もうこのとおり、朝のお稽古を二人も片付けたんですよ。節季師走せっきしわすじゃありませんか」
半七捕物帳:16 津の国屋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
露西亜ロシアと戦争が始まって若い人達は大変な辛苦しんくをして御国みくにのために働らいているのに節季師走せっきしわすでもお正月のように気楽に遊んでいると書いてある。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「道具屋さん。お気の毒だね。節季師走せっきしわすのいそがしい最中に、いつまでも留められていちゃあ困るだろう。もういい加減に帰っちゃあどうだね」
半七捕物帳:36 冬の金魚 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)