“季世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きせい66.7%
すゑよ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孟子のこの言を進めた当時はもはや戦国も季世きせいに属し、五覇七国雄強を競うて生民堵に安んぜざる事、四百年。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
公子のほうは平安朝季世きせいの、自信と自尊心を身につけた藤原一門の才女の典型で、膚の色は深く沈んで眉毛が黒々と際立ち、眼は淀まぬ色をたたえて従容と見ひらかれている。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
又桓武天皇様の御子仲野親王の御子にも茂世、輔世すけよ季世すゑよなど世のついた方〻が沢山に御在おいでであるところからして考へると、興世王は或は前掲二親王の中のいづれかの後であつたかとも思へるが
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)