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媒人
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なかうど
ふりがな文庫
“
媒人
(
なかうど
)” の例文
してたもれと言れて
乳母
(
うば
)
は
實
(
げ
)
にもと思ひ
暫
(
しば
)
し工夫に
暮
(
くれ
)
居
(
ゐ
)
たり
折柄
(
をりから
)
媒人
(
なかうど
)
の富右衞門來りしにより
是
(
これ
)
幸
(
さいは
)
ひと乳母は彼の艷書を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
媒人
(
なかうど
)
は三沢
順民
(
じゆんみん
)
であらうか。少くも三沢氏が所謂橋渡をしたことは明である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
石黒忠悳男は今では
閑
(
ひま
)
にまかせて茶の湯を立てたり、
媒人
(
なかうど
)
をしたり、また喧嘩の仲裁をしたりして暮してゐる。その石黒男の
邸
(
やしき
)
に長年
奉公
(
つと
)
めてゐる女中が、ある日の事、男爵の前に両手を突いて
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
夥
(
おびたゝ
)
しい支度金と、顏の良い
媒人
(
なかうど
)
と、そして、たつた一ぺんの見合ひで、話はトントン拍子に進み、その年の秋には、ケチな荒物屋の一人娘が、江戸でも有名な
分限者
(
ぶげんしや
)
、車坂の池田屋の嫁御寮として
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
申入るゝ者多かりしが
今度
(
このたび
)
同宿
(
どうしゆく
)
の
杉戸屋
(
すぎとや
)
富
(
とみ
)
右衞門が
媒人
(
なかうど
)
にて
關宿
(
せきやど
)
在
(
ざい
)
坂戸村
(
さかとむら
)
の名主是も
分限
(
ぶんげん
)
の聞えある
柏木庄左衞門
(
かしはぎしやうざゑもん
)
の
悴
(
せがれ
)
庄之助に
配偶
(
めあは
)
せんとて
既
(
すで
)
に
約束
(
やくそく
)
整
(
とゝの
)
ひ
双方
(
さうはう
)
の
結納
(
ゆひなふ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
關宿
(
せきやど
)
へ縁談の
媒人
(
なかうど
)
迄も仕つり候程のことにて兄弟の如く
交
(
まじは
)
り候中に付何とて
渠
(
かれ
)
を殺害など仕つるべきや此儀何分御
賢察
(
けんさつ
)
下され御
慈悲
(
じひ
)
の程を
偏
(
ひと
)
へに願ひ上奉つると申立れども伊奈殿は
首
(
かうべ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
媒
常用漢字
中学
部首:⼥
12画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“媒人”で始まる語句
媒人口
媒人役
媒人方