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奇石
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きせき
蔵石に名の高き人近年
夥し、
余も諸家の
奇石を見しに皆一家の
蔵る処三千五千
種にいたる、五日十日の日を
尽してやう/\
眼をふる㕝を
得るにいたる
例の
奇癖は
斯いふ
場合にも
直ぐ
現はれ、若しや
珍石ではあるまいかと、
抱きかゝへて
陸に
上げて見ると、
果して! 四
面玲瓏、
峯秀で
溪幽に、
亦と類なき
奇石であつたので
蔵石に名の高き人近年
夥し、
余も諸家の
奇石を見しに皆一家の
蔵る処三千五千
種にいたる、五日十日の日を
尽してやう/\
眼をふる㕝を
得るにいたる
天下の
広きには
珍奇なる事おほきものなりけり云云。是も
奇石の一
類なれば筆の
次にしるしつ。
天下の
広きには
珍奇なる事おほきものなりけり云云。是も
奇石の一
類なれば筆の
次にしるしつ。