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太綱
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ふとづな
ふりがな文庫
“
太綱
(
ふとづな
)” の例文
太綱
(
ふとづな
)
の
一端
(
いつたん
)
を
前齒
(
まへば
)
に
銜
(
くは
)
へてする/\と
竿
(
さを
)
を
上
(
のぼ
)
りて
直
(
たゞち
)
に
龍頭
(
りうづ
)
に
至
(
いた
)
る。
蒼空
(
あをぞら
)
に
人
(
ひと
)
の
點
(
てん
)
あり、
飄々
(
へう/\
)
として
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かる。これ
尚
(
な
)
ほ
奇
(
き
)
とするに
足
(
た
)
らず。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
太綱
(
ふとづな
)
を
手繰
(
たぐ
)
って、筏が川の中ほどまで出たとき、うしろの堤の上にまた四、五十人の人影があらわれた。すぐ追って来た野武士たちである。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ロボはもう向かってくる勢いもないから、
私達
(
わたしたち
)
はその口へ
棒
(
ぼう
)
をかませ、
太綱
(
ふとづな
)
であごをしばった。いまはかれは、まったく観念したような目で私たちを見ている。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
船具に使ふ
太綱
(
ふとづな
)
で、人間の着物を着せた、でつかい
澤庵
(
たくあん
)
石がブラ下がつてゐるとしたら、どんなものです
銭形平次捕物控:316 正月の香り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
また
太綱
(
ふとづな
)
をもって扶けなどして、交互に渡り橋を架けわたし、その上を自由に往来なせば、諸船の人々、馬をすら、平地を行くが如く意のままに歩けましょう。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
綱
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“太”で始まる語句
太
太陽
太刀
太鼓
太息
太夫
太郎
太々
太腿
太閤