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大盃
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おほさかづき
ふりがな文庫
“
大盃
(
おほさかづき
)” の例文
晝間
(
ひるま
)
の暑き日の熱のほてり、
未
(
いま
)
だに消えやらぬ
牧
(
まき
)
の
草間
(
くさま
)
に横はり、あゝこの
夕
(
ゆふべ
)
のみほさむ、空が漂ふ
青色
(
あをいろ
)
のこの
大盃
(
おほさかづき
)
を。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
片肌
(
かたはだ
)
ぬぎに
團扇
(
うちわ
)
づかひしながら
大盃
(
おほさかづき
)
に
泡盛
(
あはもり
)
をなみ/\と
注
(
つ
)
がせて、さかなは
好物
(
こうぶつ
)
の
蒲燒
(
かばやき
)
を
表町
(
おもてまち
)
のむさし
屋
(
や
)
へあらい
處
(
ところ
)
をとの
誂
(
あつら
)
へ、
承
(
うけたまわ
)
りてゆく
使
(
つか
)
ひ
番
(
ばん
)
は
信如
(
しんによ
)
の
役
(
やく
)
なるに、
其
(
その
)
嫌
(
い
)
やなること
骨
(
ほね
)
にしみて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
片肌ぬぎに
団扇
(
うちわ
)
づかひしながら
大盃
(
おほさかづき
)
に
泡盛
(
あわもり
)
をなみなみと
注
(
つ
)
がせて、さかなは好物の
蒲焼
(
かばやき
)
を表町のむさし屋へあらい処をとの
誂
(
あつら
)
へ、承りてゆく使ひ番は信如の役なるに、その嫌やなること骨にしみて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“大盃”の意味
《名詞》
大きな盃。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
盃
漢検準1級
部首:⽫
9画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫