トップ
>
大本
>
おおもと
ふりがな文庫
“
大本
(
おおもと
)” の例文
ひくか、それとも、そのまま和泉屋の
商売
(
あきない
)
につぎ込んでおいて、お前さんも
大本
(
おおもと
)
の商法に口を入れるか、それはお前さんのこころもち一つなのですよ
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
所がこの榎本と云う一体の
大本
(
おおもと
)
を云うと、あの
阿母
(
おっか
)
さんと云う人は
素
(
も
)
と一橋家の
御馬方
(
おんまかた
)
で
林代次郎
(
はやしだいじろう
)
と云う日本第一乗馬の名人と云われた大家の娘で
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
一筋にして神の
界
(
くに
)
より
出
(
い
)
でおる! ……われらが今回の
企
(
くわだ
)
てこそは、この
大本
(
おおもと
)
に返さんと、中頃大本をあやまったるところの、越権専横の武臣北条を
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
が、それほどな英時も、
大本
(
おおもと
)
の鎌倉幕府の
倒壊
(
とうかい
)
に会してはぜひもない。保身的な
豹変者
(
ひょうへんしゃ
)
、元来からの宮方勢の包囲のうちに、あえなく自刃をとげてしまった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二月十六日の『大毎』紙に、
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おおもと
)
に五六七殿というがあるそうで、五六七をミロクと
訓
(
よ
)
ませあった。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
だが
坦
(
たい
)
らな道でも
躓
(
つまず
)
くことはあるものですし、しょせん人間の運命とはそうしたものです。
大本
(
おおもと
)
においては誤らぬまでも、区々たることについては間違うものです。
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
大本
(
おおもと
)
教のお筆先と間違えてはいけない。吾々が日常に経験している極めて平凡な事実だ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
宗教の場合も
大本
(
おおもと
)
教から人の道へジコー様へお光り様へというように宗教遍歴を起す。
安吾巷談:01 麻薬・自殺・宗教
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
しかし、疑問を織り出している
綾糸
(
あやいと
)
は、一ヶ所から繰り出されているような気もしないではありません。その
大本
(
おおもと
)
を
衝
(
つ
)
くことが出来さえすれば、何もかも一ぺんにほぐれて行くのかも知れないのです。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一筋にして
御神
(
みかみ
)
より出ている! ……われらが今回の企てこそは、この
大本
(
おおもと
)
に帰さんとして、なかごろ大本をあやまったるところの、越権専横の武臣北条を
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
軽侮を
来
(
きた
)
す
所以
(
ゆえん
)
の
大本
(
おおもと
)
をば
擱
(
さしお
)
き、
徒
(
ただ
)
に末に走りて労するものというべきのみ。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
版木
(
はんぎ
)
版摺
(
はんずり
)
の職人を雇うにも、
亦
(
また
)
その製本の紙を買入るゝにも、
都
(
すべ
)
て書林の引受けで、その高いも安いも云うがまゝにして、
大本
(
おおもと
)
の著訳者は
当合扶持
(
あてがいぶち
)
を授けられると
云
(
い
)
うのが年来の習慣である。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
今、日本に飜訳書と云うものがあって、西洋の事を書いてあるけれども、真実に事を調べるにはその
大本
(
おおもと
)
の蘭文の書を読まなければならぬ。
夫
(
そ
)
れに就ては貴様はその原書を読む気はないかと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“大本”の意味
《名詞》
(たいほん、おおもと)物事の一番の基本。
(おおほん)美濃紙などを使用した大型の本。
(出典:Wiktionary)
“大本”の解説
大本(おおもと/おほもと)は、出口なおとその娘婿出口王仁三郎が興した神道系新宗教。「大本教」と呼ばれる事が多いが、正式名称には「教」がつかない。
戦後の1956年(昭和31年)に教派神道連合会に加盟している。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“大本”で始まる語句
大本教
大本堂
大本営
大本山
大本願
大本教事件