“版摺”の読み方と例文
読み方割合
はんずり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
版摺はんずりに任してもその版木をることを許されん場合には、自分が他から紹介状などをもらいわざわざ出かけて行って刷らして貰うようにして
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
版木はんぎ版摺はんずりの職人を雇うにも、またその製本の紙を買入るゝにも、すべて書林の引受けで、その高いも安いも云うがまゝにして、大本おおもとの著訳者は当合扶持あてがいぶちを授けられるとうのが年来の習慣である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そういう風にして三人なりあるいは六人なりの人をつかわして版を刷らせるのですが、版摺はんずりは大抵二人で一人は刷り上げたのをまとめる役目である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)